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3_ビックデータ(Twitter)から見えてきたこと②
木更津に隠れた欲求や魅力を明らかにしていきたいと思いました。
そこで、khcoderというテキストマイニング※1ソフトを活用し、木更津の利用者がTwitter上で発したつぶやきの傾向や頻出語などを分析しました。そうすることで、現地に行くだけでは知り得なかった情報を抽出することが出来ました。
※1テキストマイニング・・・文書データを単語や分節で区切り、語の出現頻度や共起関係などを抽出する分析方法
木更津を広域で見たとき、どのようなふるまいがあるのか?
木更津の生活について知るために、「木更津」という語とand検索※2で木更津の主要な施設や、「休み」といった生活に関連する語をTwitterから抽出しました。
ここから、木更津では、アウトレットやイオンなどの大型商業施設が娯楽の場として位置づけられており、大きなイベントなども催されることがわかりました。休日には、アウトドアや食に関連したふるまいが多いということがわかりました。さらに、商業施設にはバスでのアクセスが多いこともわかります。木更津から東京や台場に行った帰りに、アウトレットに寄っていく傾向が強いことも見受けられます。また、アウトレットはデートなどの目的にも利用されることが想定できます。
※2 and検索・・・検索条件をすべて満たすものを抽出する。調べたい条件に絞って検索結果を得ることが出来る。
▼「木更津and休み」の関連ツイートを抽出
▼「木更津andイオン」の関連ツイートを抽出
▼「木更津andアウトレット」の関連ツイートを抽出
木更津にはどのような人がいるのか?
木更津を広域で見ることで、木更津の特徴や大まかなふるまいの傾向を見て取ることが出来ました。
しかし、これだけでは木更津に住む人や訪れる人が、いつ・どこで・何をしたときに木更津を良いと感じるのか、あるいは悪いと感じるのかというところまで近づくことはできないと考えます。
そこで、khcoderを任意のユーザーに絞って分析することで、木更津に住む人、訪れる人の価値観やふるまいを見ていきます。
より詳細なユーザー像を設定することで、一見するだけは知ることの出来ない木更津の魅力に迫っていきました。
ユーザーの設定は、主要な職業(学生、サラリーマン、主婦、自営業)に就いている4人に焦点を絞りました。
ある主婦のつぶやきでは、最近作った料理の紹介や子育てに関するつぶやきが多く発せられていました。
また、木更津の高校生のつぶやきには、休日の予定やテストに関するものが多かったです。さらに、つぶやきからは人付き合いが多く、行動力のある人柄であることも読み取れました。
自営業を営んでいる方のつぶやきは、政治経済に関するものが多く、いろいろな人と意見交換がしたいように感じられました。これらのつぶやきからは、駅前商業施設の相次ぐ撤退や個人商店の店じまいが、住民同士の交流の場を奪ってしまったと言えるのではないでしょうか。
現地調査の時にお話をした主婦の方によると、スーパーがないので近くのコンビニで食材を買うことがしばしばあるそうです。
そうした背景から、「是非、○○をしてみてください」など、自分の何かを提供、共有したいという欲求が読み取れました。
つまり木更津の人は、井戸端会議のような、ちょっとした時に話し合え、交流できる場所を欲していると私たちは推測します。
▼主婦の発言から抽出
▼女子高生の発言から抽出
▼商店の人の発言から抽出
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