1_敷地のポテンシャル把握する
法規の確認
設計の与条件を整理していきます。
法規に従って、どのようなボリュームが立つのかを検討するために、あらかじめGrassHopperで作成したモデルでこの敷地における建築のボリューム感を把握しました。
GrassHopperの操作画面
建蔽率と容積率を最大に取ったときのモデルです。
風シミュレーション
法規確認で作成したモデルデータを敷地に入れて、
風の流れと日射量の解析を行いました。
夏至 南南西からの風を解析
冬至 北北西からの風を解析
敷地周辺に風の滞留が生まれていることがわかりました。
また冬至の解析では、立体的な滞留の渦が出来ていることがわかりました。
日射量シミュレーション
法規確認で作成したモデルを敷地に入れ、夏至と冬至それぞれの
1日における日射量のシミュレーションを行いました。
夏至 日射量
冬至 日射量
周りに高い建物がないことから、1日を通して十分な日射量を確保できるようです。
また、真ん中は、上に突き出していることもあり、1日中陽が当たっていることがわかりました。
視線シミュレーション
山と海が近いことから、双方を眺望することができる高さを
GooleEarthとGrassHopperを用いてシミュレーションしました。
GoogleEarthとGrassHopperの連動したシミュレーション
敷地から約20mの高さから、海、山が見えることがわかりました。
まとめ
法規によりボリューム感を感じ、
シミュレーションによる気づきを活かして設計を進めていきたいです。