12_ふるまい統合②
phase2の設計3案の3次元モデルにふるまいをプロットしました。
各設計者がプロットしたふるまいを一つのモデルに統合して考察していきます。
プロットされたユーザーごとのふるまいは、Activity/活動 9_ふるまい統合①と同様の方法で関係性を可視化しました。ただし、Activity/活動 9_ふるまい統合①では、ユーザーとそのふるまいのみを記述していましたが、今回はWhen/Where/Who/Whatを明記して、より具体的なふるまいをプロットしました。
ふるまいの関係性からわかること1
3次元上の似たふるまいや、関係があるものを結んでいくことで、立体的に空間の関係を模索しています。
右図では、下記のようにふるまいの関係を線でつなぎました。
・飲食(食べる、しゃべるなど) →黄
・軽作業(働く、作業、自習など) →緑
・見る(菜園をみる、研究をみるなど)→赤
ここから、3次元空間上でユーザーの交錯が多いところや特定のふるまいに適したところが見て取れました。
▼似た性質のふるまいを結ぶ
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ふるまいの関係性からわかること2
右図は、ふるまいの主語を線で結んだものです。色分けは下記のようになっています。
・研究者 →白
・地域住民→黄
・学生 →緑
・観光客 →赤
ここから、3次元空間上でふるまいの想定が少ない場所がわかりました。また、ふるまいの想定が多様な場所やユーザーの交錯が激しい場所などが見て取れるため、ヴォイドの有用性やヴォイドの形態を考えるヒントを得ることが出来ました。
▼ふるまいの主語を結ぶ
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ふるまいの関係性からわかること3
▼ふるまいの性質を可視化する
3次元上にプロットしたふるまいを把握するために、ふるまいを“球体”で表現します。
今回は、球体の色と大きさによって<ふるまいの性質>と<ふるまいから想定される空間の広さ>が把握できるようにしました。
※球体の色
緑・・・開かれた空間(セキュリティが厳しくない)
黄・・・閉じた空間(セキュリティが厳しい)
赤・・・緑もしくは黄に付随する空間(佇む空間)
※球体の大きさ
大・・・広い空間を要する
小・・・広い空間は要さない
ここから、開かれた空間の分布に関して考察が得ることが出来ました。断面的には、真ん中に寄っており、平面的には、偏在していることがわかりました。
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